そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

教育勅語

今朝はラジオ体操のあと、そのまま公園清掃。
で、午前10時から御代志市民センターで
和田要さんの講演会。演題は「これからの介護と福祉」。
介護保険のこれまでと現状、これからどうなる、どうする。
そういう話を体系的に学ぶことができた。
2025年問題はよく言われることだが、
安倍政権が何が何でも2020年の改憲にこだわるのは、
2025年を乗り切って日本という国が生き延びるには、
憲法に書かれた基本的人権をなんとか制限して、
財政を緊縮するしかないと考えている人がいる、
ということだろう。

午後は泉ヶ丘市民センターで
合志の近代遺産を学ぶ会。
会員でもある熊本高専の伊藤利明先生による
教育勅語について」
わが国の教育行政のみならず、近代日本の成り立ちに
深く関わっていたことがよくわかった。
しかし逆に言えば、そこまでこだわる人の気持が
わからない。
ただ研究対象としては実に面白いのである。




全然模傚主義

夏目漱石『吾輩ハ猫デアル』から。
「人間の用うる国語は全然模傚主義で伝習するものである。
彼等人間が母から、乳母から、他人から実用上の言語を
習う時には、ただ聞いた通りを繰り返すよりほかに
毛頭の野心はないのである。出来るだけの能力で
人真似をするのである。かように人真似から成立する国語が
十年二十年と立つうち、発音に自然と変化を生じてくるのは、
彼等に完全なる模傚の能力がないと云う事を証明している。
純粋の模傚はかくのごとく至難なものである」

神が人間の顔を千差万別に作り給うたのは、
神の全能的技倆だと人は考えがちであるが、
本当に神に全能があれば、人間の数にかかわらず
総て同じ顔に作ることができるのではないかと
猫の分際で解釈している(分際は私の個人的感想です)。