そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

本上まなみ参上~6/12/1999

 本上まなみを初めて認識したのは「GOAください」のコマーシャルだった。彼女の父親役は、日本のロック界のご隠居、ムーンライダーズ鈴木慶一。普通なんだけど、人目をはばかるには、さすがに美しすぎて、この春は1年ぶりにGOAもリバイバル。

 その後、CMではそれぞれにユニークな役回りを演じつつ(商品は違ってもキャラクターは同じ、の飯島直子藤原紀香とは明らかに違う)、TVドラマ「眠れる森」の可哀想すぎる役を経て「蘇える金狼」でも圧倒的な気品を見せる。

 この週末本屋に行ったら、彼女が表紙の雑誌が3種類、特別編集が1冊、単行本も出てた。俳句もたしなみ、書評も書く彼女のファンは、ビジネスマンから自衛隊員まで幅広い。美人のデファクト・スタンダードには教養も含まれるのだろう。コスプレも自分で楽しんでいるみたいなのは、小泉今日子の流れをくむか。(敬称略)

Then and Now : 平成11年7月1日付熊本日日新聞夕刊「私にも言わせて」掲載。でもその記事のコピーを読むと、半分くらいは入れ替えてある。担当の田野さんから電話があり、いくつかの質問に答えたら、それを取り入れて、すごく読みやすい文章になっていた。さすが、記者。ここにはオリジナルのマニアックで読みにくいものを載せました。
 彼女が、私と同い年の編集者と結婚したのは、おととしだったか。落胆しました。彼女に対して、というより自分が不甲斐なくて。そういうときは、息子たちを見て、この子らの父親になるのが運命だったのだ、と考えるようにしている。
 自衛隊員が、ファンというくだり、陸上自衛隊北熊本駐屯地の、とある部署で、パソコンの待ち受けになっている彼女を見つけたからです。