そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

運転手さんの気配り~?/?/2001・k176

 西鉄グループのバス会社が、事故が多いということで、九州運輸局から厳重注意を受けたあとにも、また事故を起したという記事を読み、グループ全体で一日に何千台のバスを走らせているかわかりませんが、労務管理のむずかしさを思いました。

 報道の印象からは、ずさんな管理と営業方針が事故を誘発しているような印象を受けます。しかし、例えば博多で西鉄バスに乗ったことがある方なら、ご存知かと思いますが、運転手さんの気配りは大したものなのです。

 バスに乗車して、座席に腰をおろしたときに、すぐにはそれが何なのかわかりませんでした。それがいくつかのバス停でお客さんを乗せたあと、やっと納得できました。運転手さんが自分の声で、そのつど「毎度ご乗車ありがとうございます」と言っているんです。

 行く先を告げるテープには広告も入っています。でも車内のアナウンスの主人公は運転手さんなのです。ある意味では、いちいち声を出さなければいけないことが、運転業務に対する妨げになっていると言われる方もお出ででしょう。しかし、このお客さんに対する心遣いは、危機を乗り越え、より一層立派な公共交通機関に成長する原点になることと私は確信しています。

Then and Now : 熊本日日新聞「読者のひろば」不採用。最近の三菱自動車の2度目のクレーム隠しに関しても言えますが、報道というもの、悪意からではないにしても、加害者の罪をことさら強調することで、メディアの存在感を際立たせるという傾向があるようです。複数のメディアがそれぞれに報道することが、相乗的に悪意を形成するということかもしれません。
三菱自動車の件に関しては、自動車雑誌が、専門家の意見を多数まとめたムックを出しました。メディア・リテラシーについて考えさせられる本です。タイトルくらいメモしておきましょうね。私はコンビニで立読みしました。