皆さん、週末の深夜はいかがお過ごしでしょう。私は、ある土曜日の夜、本当に充実したひとときを持ちました。
「ビューティフル・ソングズ」というコンサートのライブがそれです。昨年の夏の公演の録画ですが、たまたま今回TVで見ることが出来て本当にラッキーでした。
ユニットは、大貫妙子・奥田民生・鈴木慶一・宮沢和史・矢野顕子の5人。お互いに持ち歌をカバーするという進行で、実にゆったりとした豊かな時間でした。
歌そのものが持つパワー、人の心をなごませるマジック、ステージと客席を結びつける信頼の絆、世代を超えて歌い継がれるであろう、私たちが共有できるエモーション。
静かな炎ながら、いつまでも消えることのない希望の灯であったような気がします。言葉では語り尽せないからこそ、研ぎ澄まされた言葉が、私たちの心に優しさの波(ウェーブ)となって打ち寄せてきたのでした。
Then and Now : 熊本日日新聞「私にも言わせて」不採用。題材が古かったのだろう。「歌の持つパワー」という表現を好んで使っているが、その実体は不確かである。言葉自体の存在感に負けてしまっているという感じかな。「ソング・リメインズ・ザ・セイム」は、レッド・ツェッペリンのアルバム・タイトルだったか。そして、サウンドは残る、か。