そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

BSE狂死曲~4/6/2002・k205

 農水省の生産局長が、BSE(狂牛病)発生による関連業界の被害総額が3650億円を超えるとする推計を発表したそうだ。これはつまり、農水省の責任はそれだけであると表明したようなものだ。

 本紙の記事からのみの情報なので、断定は出来ないが、売上減の被害は、食肉販売業や焼肉業界にとどまるものではない。牛丼やハンバーガーは輸入肉を使っているのかもしれないが、計算に入っているのだろうか。

 また風評では、牛乳の消費も落ち込んだというし、化粧品の原材料に使われているということで買い控えも起きているだろう。
 牛肉の消費が豚や鶏に流れて、総体的な売上が変わらなければいいという次元の問題ではなく、食材に対する不信感が買物や外食を一時的にせよ、思いとどまらせた可能性は大きく、お金のめぐりを悪くしたという意味で、影響は多方面に及んでいると思う。

 何よりも1千億円と言われる対策費は、税金である。最初から十分な対策が取られていたら使わずにすんだものを。
 今回の件で、責任の所在があいまいなまま、責任を取るということは、まず責任を認めることに始まるということを私は学びとった。
  
Then and Now : この頃は、原稿用紙に手書きだったので、書いてるときの興奮状態が伝わってくる。かなり乱れているところから、かなり激していたようだ。内容も、感情に突き動かされたという感じで、理路整然としてはいない。
 結局、BSEも過去の話になってしまった。たとえ、泗水町で、新たに発見されたにしても。