昨年からの世界的恐慌で、世界で50兆ドル(4600兆円)の価値が失われるという予測がある。
世界人口を仮に60億人とすると、一人当たり約77万円。
単に数字が吹っ飛ぶだけではなく、一人77万円の損失や被害を被らなくちゃいけないってこと。
もちろん、その前に利益も得ていた先進各国の人たちがより多くペイしなくちゃいけないので、
日本人はその10倍とかになるかもしれない。
新聞報道などでは、たとえば自動車販売が、対前年比30%ダウンという書き方をするけれど、
昨年の売上が出来すぎだったとは、なかなか書かない。
あ、わかりきってるって?! でも、その認識が大事だと思うわけです。
トヨタの内部でも、アメリカの住宅ローンは大丈夫かという議論は、当然あったらしい。
でも、その時点で大幅減産なんて出来るわけがない。因果なものです。
景気のいいときだって、オレはちっともいい目は見てないぞという人も応分の負担は強いられる。
不景気で、二酸化炭素排出量が、対前年比10%減なんてニュースを読みたいものだ。