そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

Nシステム

Nシステム(自動車ナンバー自動読み取り装置)は、
最近ではテレビドラマでも
事件の捜査手段に使われていたりするので、
認知度は上がっていると思われる。
しかし、警察庁は、「裁判所が開示命令を出す可能性は否定できない」
として、全国の警察にデータ記録や解析報告書について、
秘密保持を厳守するよう指示していたことが、
捜査関係者への取材で分かったと、
7月19日の熊日の記事にあった。
つまり、記録はあるんだけれど、ないふりをしろというわけだ。
裁判に使わないなら、何のためにあるのかNシステム。
反対運動をずっと続けている人たちもいるが、
よく分かっていなかった善良な市民である私は、
犯罪捜査に役立つマシンだと信じていたわけだ。
しかし、あるけどないことにするというと、
記録された情報は、そこにアクセスできる人に
秘密裏に都合のいい使い方をされてしまう危険性が高い。
捜査に使いはするが、
捕まえるための秘密兵器なので、
証拠固めは、他でやります、という理屈が通るのか。
確かに、どこに設置してあるかわかれば、意味がない、
かもしれない。
だけど、犯罪に関係ない圧倒的多数の市民が記録されるんだから、
個人情報保護の観点からは、どこにあるか、と
そのデータ開示については、オープンであるべきだろう。

亀井静香なら、なんと言うのか。




Decide not to be what there are.