そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

サウンドは、すり減らず。

今日12月8日は、ジョン・レノンの命日である。
1980年に40歳で、撃たれて亡くなった。

そのころの私は、
東京から熊本に帰る途中、
長崎県壱岐に身を寄せていた。
父が勤めの関係で、島にいたからだ。

壱岐郷ノ浦町(いまは、壱岐市?)の役場の
地籍係で、臨時で働いていた私が、
父母の住む官舎に帰ってくると、
テレビで、ジョン・レノン射殺のニュースをやっていた。

と、そのことについては、過去記事参照のこと。

それぞれの12月8日があって、
あれからも、生きている限り、
私たちは歳を取る。
そんな感傷に浸っているわけではない。
ただ、毎年12月8日がやってきて、
ああ、ジョンの命日だと思うわけだ。

ジョージ・ハリスンが生きていたころ、
ポール・マッカートニーがときどき思い出したように、
ビートルズ再結成の話を持ち出すので、
いつものシニカルな感じで、
「ポールの商売っ気だ」てなコメントを出していた。

今年は、ビートルズのレコードが、新たにリマスターされた年。
その昔、ビートルズの原盤も、プレスされ続ければ、
いつかすり減って、それ以上再生産できなくなるのでは、と
少年の私は心配しいていたものだ。
多分、自分の人生の終わりより、
ずっと先のことだとは思っていたが、
熱烈なファンとして、ビートルズは人類の遺産だと
信じていたからだ。
しかし、デジタル化されたので、
地球最後の日まで、大丈夫。

実際は、地球外生命体に向けて打ち上げられた、
人類の文化を詰め込んだカプセルの中に、
レコードプレイヤーの図面と一緒に、
ビートルズのレコードは納められているので、
もっと長持ちするかもしれない。




The Beatles sound is an inheritance of the human.