「英米のような二大政党制をもつ国では、
刑事政策が厳格になる傾向がある」
「選挙で負けると政権を失う二大政党制では、
世論の過半数が支持する政策しか提言できない。
そのため、ポピュリズム政治に陥りやすく、
刑事政策も世論に受ける厳罰化が進みがちなのだ」
「そもそも、コンフリクト(論争)型の
二大政党制にあっては、コンセンサス(合意)型の
多党制と異なって、政治的な敵対性が先鋭化する」
以上のようなことが、主題ではないのだが、
1月11日の熊日「論考10」に
社会学者の芹沢一也氏が書いている文章で
なるほどと思った箇所を引用した。
小泉構造改革は、相手を〈敵〉として演出することで、
政権の正統性を担保しようとした。
その「ものごとを善と悪にはっきりと分断したうえで、
悪なる敵を排除するというこのモードの広がりこそが、
00年代を特徴づけるトレンドに他ならない」
はい。図書館で、1月11日付熊本日日新聞を
きちんと全部を読んでみてください。
ところで、昨夜始まった「泣かないと決めた日」。
榮倉奈々が職場でいきなりいじめられる
新人になるんだけど、
悪人ばかりの会社で、
味方になってくれそうなのが要潤。
「ものごとを善と悪にはっきりと分断し」ているようで、
敵と味方が、その場しのぎで入れ替わったりするのだろう。
ひとことで、ホラーです。
見ない方がいいと思います。
怖いもの見たさを、止めることはできませんが。
Read scary articles for curiosity.