そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

小泉の書評『四十九日のレシピ』

久々の登場、小泉の書評

伊吹有喜
ポプラ社刊 1470円
四十九日のレシピ

もう私もそれほど、ロマンティックじゃなくなったので、
小泉が、人生でやり残したこととして、
「子供を持つこと」と書いたとしても、
それほど心を動かされはしない。

小泉の文章も、以前書いたように、
あまりにうまく、まとまり過ぎている。
しかし、それは言うまい。

小説を読んだときの静かな感動は、
言うならば、月並みなものなのだ。

「形のあるものじゃなく、
誰かの心の中に、
ほんのりと温かい小さな光のような思い出を
いくつか残すことが出来たら」

眠い。

Sleepy.