そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

青色グラフィティ

合志市総合センター〝ヴィーブル"文化会館で、
ヴィーブル子ども劇団の10周年記念公演
「青色グラフィティ」を観劇。

8人の女子高校生が、
なんとな過ぎて行く毎日にさよなら、
人力飛行機を作ることで、
いましかない青春を生きようと
力を合わせるひと夏の物語。

ホールのステージに、
舞台を囲み、パイプ椅子の客席を並べた趣向に
まずはちょっと驚く。
これが、中盤の人力飛行機のお披露目の
仕掛けになっているとは、
想像もしませんでした。

通常の観客席に、
自転車動力のプロペラ飛行機が現れたときには、
一瞬、やられたと感動しました。
と、これは普通ネタバレというものですが、
これを書かないと、感想文が成り立たない。

1時間ちょっとのお芝居で、
やれるところまで、やりましたという
彼女たちの夏休みのホームワークです。
8人の名前とキャラクターが、
本当に短い時間なのに、立ちあがってきて、
舞台の少女たち自身が成長して行く。
そんな感じがよく出ていました。


しかし、私はつい考えてしまう。
この作品は、合志市文化芸術自主事業です。
多分、予算も次第に削減されていることでしょう。
文化芸術に対して、どこまで行政が関与するのか、
つい考えてしまうのでした。