『レヴォリューションNo.0』
金城一紀著 角川書店刊 1155円
出てたのは知ってたけれど、
すっかり忘れていた。
あのレジェンド『レヴォリューションNo.3』の前夜の物語。
しかし、そのグレート・エスケープ自体が、
言葉は悪いがしょぼい。
というか設定にかなり無理がある。
とおそらく熱狂的なファンはそう思うだろう。
と同時に、懐かしいメンバーにまた会えた、
時系列的には変なんだけど、
新しいエピソードというだけで、うれしくもある。
ルーティン・ワークで出来上がっているんだから、
あんまり固いことは言いなさんな。
それより、エンディングに近づいて、
あの生物教師のこのひとこと、
「君たち、世界を変えてみたくはないか?」へ
昇りつめる期待と興奮!
完結編とは言うものの、
20代篇とか、ミドルエイジ篇とかいいんじゃないの。
こっちはもう生きてないかもしれないけれど(苦笑