そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

黒石原飛行場と奉安殿

合志中学校で、
玉名荒尾の戦争遺跡を伝えるネットワークによる
出前平和講座「黒石原(クロイシバル)飛行場と沖縄」

講師は、事務局の髙谷和生さんと、
元陸軍大刀洗飛行学校黒石原教育隊
特別幹部候補生 橋本繁男さん。

対象は中学2年生。
来年の1月に修学旅行で沖縄に行くので、
そのための事前学習だった。

黒石原には太平洋戦争時、飛行場があって、
(現在その一部は自衛隊の演習場になっているが)
そこに全国逓信省施設で唯一の
奉安殿が残されている。
熊本は終戦間際の沖縄と直結していた話も。

被害の立場では合志市も空襲を受けていて、
そのときは再春荘病院や恵楓園も被害を受けている。
米軍の無差別どころか病院を爆撃するなんて、
言語道断の振る舞い。
しかし、積極的ではないとはいえ、
飛行場があったということは、
加害の立場もあったということも事実。

修学旅行で、合志中学校2年生のみなさん、
沖縄のことをしっかり勉強してきてほしい。
正直、私は不勉強です。

被害者になるから戦争はいけないのではなく、
誰でも加害者になり得るから、いけないのだ。
それは過去を語るだけではなく、
未来へ向けて、忘れてはいけないことだ。