そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

ヴィーブルでの一日

午前9時から、合志市総合センター ヴィーブルの
メインアリーナで、
第6回合志市人権フェスティバルに参加。

市内小・中学生のポスター・標語の表彰に引き続き、
白百合保育園児による白百合太鼓と
合志中学校生徒による朗読劇「ハンセン病差別を生きる」

白百合太鼓の演奏は、アリーナの反響で
少し聞き苦しいかと思われたが、
太鼓に打ち込む演技がそれを跳ね飛ばしていた。

合志中学校生徒の朗読は、中修一さんの手記だった。
ハンセン病差別の現実を生きてきた
中さんの人生が淡々と書かれているものだが、
朗読により、参加者にしっかりと伝わったことを願う。

途中で抜けて、
市民大学の2回目を受講に。
今回は、阿蘇火山博物館学術顧問であり、
熊本大学名誉教授の渡辺一徳さん。

先生は火山地質学の専門家であるが、
地質を見ていくことで、
活断層地震のことも関連して分かることもあると。

火山は「地下のマグマ物質の地表への通路であり、
普通は噴出物が山をなしているもの」をいう。

阿蘇山の成り立ちから、大規模噴火の歴史などを
駆け足ながら、わかりやすく説明してもらった。
約9万年前の阿蘇-4という爆発の火山灰は、
何と網走市にも15cmという地層を残している。
火砕流の到達距離140km。
だいたい火砕流の時速は、普賢岳の場合で
時速100kmだったので、熊本県内にいて助かることはない。
日本沈没はしなくても、日本壊滅に至らしめる大噴火は
あり得ないこともないらしい。

しかし、火山地質学の専門家は、
その日が来ることを心配したりしないようだ。
どこかで見てみたいとすら思っているのではなかろうか。
もし富士山が爆発したら、
東京都を相当な火山灰が襲うことになるだろうから、
その被害は甚大であろうと。

「破局噴火」とは→
リンク 

渡辺さんの提言まとめ 「防災」から「減災」へ

1.活断層の抽出、活動度、活動歴調査
2.想定地震規模の検討
3.都市構造の耐震化、耐震評価
4.地震発生時の対応(地域防災計画の見直し)
  ア)情報収集、伝達(指揮系統の確保)
5.訓練、啓発、教育の充実
6.住宅の耐震化、地震対策による自衛
   家具の配置工夫、危険物の除去


そして午後、福祉会館で、
菊池管内環境活動協議会主催の
「生ごみは宝物!第2弾」
~生ごみリサイクルで元気野菜&元気人間をつくろう~
吉田俊道氏の話を聞く。
去年の話とあまり変わらないと思うのだが、
何度でも聞きたいという人の気持がわからないでもない。
実践が大事ではあるんですが。

昨年の記事「循環型野菜」は→
リンク
もう少し詳しく書いているかと思ったら、かなり短かった。
詳しくは、記事中のリンクをたどってくれということだったと思う。