熊日の日曜日「読書」のページに
「本はいま」というコラムがある。
今日は、雑誌タチヨミストという橘しんごさんが、
最近のNHKの番組が、「民放っぽい」という声について
考察というか、いくつかの週刊誌の論評を引用しつつ、
視聴率を追い求めすぎるあまり、
おろさかになるものがあるのではないかと書いている。
まず「民放っぽい」について、
民放のだらしなさ、やる気のなさがあるから、
NHKの一人勝ちみたいに皮肉られる部分がある。
週刊誌のネタで、民放を攻撃しても弱い者いじめなのに、
NHKを批判すると、雑誌としての格も上がるような
そういうところもあるのではないか。
たとえば、「あさイチ」のセットやゲストが
特別派手だとは思わないが、
「ニュース深読み」での無駄に立体化された
説明資料というか模型みたいなのは、
確かに過剰だと私も思う。
しかしスポンサーは国民、受信料を払う人たちである。
そういう意味ではNHKの予算決算にも
もっと注意を払うべきなのかもしれないが、
NHKの番組が面白ければ、それでいいのではないか。
被曝線量の件は、いち早く検証するって言ってたし。
ただ火曜日に女性が主役の
似たようなドラマを続けて放送するのはどうかな。
いや、ちゃんと見れば、違いはあるのだけれど、
続けてやらなくてもいいんじゃないかと。
それでも両方見ていて、
やっぱり民放の、刑事や医者の話ばっかりよりは
ずっとマシだなんて私は思うのだが。