先日、熊本県庁の情報コーナーで見かけました。
なかなか洒落てると思います。表紙は。
vol.2です。
しかし、よくあることなんだけれど、
発行日、あるいはそれに類する日付が入っていないのは、
情報の鮮度に対する認識が甘いと思う。
どこかで、一度作れば、しばらくはそれで済ませたい。
本来の目的よりも、予算執行に対する責任を
優先させてしまっている部分があるのではないかと思う。
40年ぐらい前の話だけれど、
サディスティック・ミカ・バンドが、
ロキシー・ミュージックのサポートだったとはいえ、
全英で公演をやり好評だったと聞き及び、
ファンとしてはそのまま世界のビッグネームへ向かうのかと
大いに期待したものだが、
英国の関係者は、実績を評価したうえで、
君たちはこれから、
日本でのステータスをより確かなものにしなくてはいけない、
みたいなアドバイスをしたそうである。
ミカ・バンドはわけあって、その後すぐに解散したけれど、
私は折に触れ、その言葉を思い出す。
外に売り出して、評判を勝ち得るには、
地元での評価を固めることがまず第一である
ということである。
ただ、すべての場合にそうかというと、
そういうものでもなくて、
身近に素晴らしい人がいて、物があることを
いきなり遠方から知らされることもある。
いずれにせよ、頑張ってるからオッケーよ、
という世界にそれらの成功はない。