そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

執念

NHK総合で爆笑問題の「探検バクモン」を見た。

衝撃マンガだらけの図書館名作ゾクゾク14万冊!
少年の夢・少女の欲望アッコちゃんのヒミツ  


すごいサブタイトルというか、
コピーというか。
昔のマンガ少年であった私は懐かしさと共に
執念の残り香を感じた。
あのころあれだけ夢中になったのにな、
とその時間の経過というか、はるかな隔たりを思う。

そして自分に執念というものが薄いことに気づく。
こだわりがあるようで、いつのまにかどうでもよくなっている。
動物なのだろうか。
執着と執念は少しだけ違うのかもしれない。
こういう人間は大成することがないことだけは言えるな(笑)

「すべてを受け入れる」
米沢嘉博さんのこの考え方はどこから生まれたのか。
底辺が広いほど頂点が光り輝く。
なんかそういう解説がなされていたな。
マンガというのはそういうふうに研究されるのか。

国際的な衣装デザイナー、ワダエミさんが
これまでの自分の仕事から10本を選ぶという連載が
熊日にあったのだけれど、
その最終回(7月30日)での言葉。

「先のことは考えていない。
今のことしか考えていないんです。
今、いい仕事をすれば、それが次の仕事につながっていく。
世界で5人にみてもらえばいい。
若く無名だったころも今も、
そう思ってやっています。
いい仕事は、誰かが必ず見てくれます」


評価され、残った人だから言えるのかもしれないとは思う。
でも、確かに真実がそこにはある。
だから、そこで「執念」という単語を思い浮かんだ。