そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

NHKさまさま

先週の金曜日、
NHKのあさイチのゲストに堤幸彦が出ていた。
名前も作品も知ってはいたものの、
こういうオジサンだったのか、という感じ。
話を聞いていると、どうも同級生(同い年の意)ぽい。

ウィキペディアで見ると、
早生まれ遅生まれの違いはあるものの、
まさに同年代ではないか!といきなり親近感。

そういうときいつも感じるのは苦々しい後悔である。
ああいうふうに生きることも出来たのにねえ、
ということである。
努力しない人なので(自分のこと)そういう人生は
まるで送れなかったことは間違いないのだけれど。

ブログもやっている→リンク  
ので覗いてみると、なんと空趣味!
似たような趣味の御仁であった。

あさイチのインタビューの中で、
どういう文脈だったか忘れたが、
いきなり「ロックの魂」という言葉が出てきた。
ああ、一緒じゃないか。
人は見かけじゃわからないもんだ。
って、私の場合もそうなるのかもしれん。

それといまの関心事が、
「死と向き合うこと、
自分にとっての死とは何なのか、
考えていきたい」というところ。
年齢ですかね、って言ってたけれど、
やっぱりそうだよね。

そしてまた昨夜は同じくNHKで
矢沢永吉闘う63歳SP」を見た。
有働由美子さんがインタビュアーとして適役だったかどうか
賛否が分かれるところだと思うが、
相手が矢沢だ。
特別に構えなくても自分からしゃべってくれる。
というか、編集もあるだろうけれど、
同じようなことを言ってるようで、
毎回少しずつ違う切り口で語ってるような気がする。
矢沢永吉って、トークの達人だな。

自分のことをさらっと「臆病なんだネ」
と言えるなんて、いやぁなかなか言えませんよ。

そんなことはあり得ないと思っていたけれど、
老成するロックもあるんだなあと。
成熟を否定するのがロック魂だというのは
料簡が狭い。
そういうことを身を以て知るこの40数余年であった。
ということにしておこう。