昨夜、テレビでビートルズの『マジカル・ミステリー・ツアー』を
やっていた。東京などでは10月にやっていたらしい。
しかし、12月に見ることに意味がある。
1967年のクリスマスにイギリスのBBCで流されて、
酷評を受けたことは歴史的事実である。
私が同じくテレビで見たのは、
小学生のときだったような気がする。
星加ルミ子さんと相手役は誰だったか、
二人が解説を入れながらの放映だった。
動くビートルズを見ることができたことが感激だった。
というか、それ以前だったような。
「フール・オン・ザ・ヒル」という美しい曲と
あの映像に受けた影響が後々尾を引くことになる。
改めて見ると、退屈だとおもっていた全編が
実に前衛であったということに気づく。
さあ みんな立って踊ろう 懐かしい流行歌
母さんが生まれる前の唄 でも わかるはず わかるはず
本編に続いて当時の関係者をはじめ、
ポールやリンゴのインタビューも。
当時の風俗なども見ることができた。
それらがすべてというには無理もあるだろうが、
ある確かな断面を伝えてはいる。
『マジカル・ミステリー・ツアー』から
個人的に受けた影響も大きい。
私がバスにこだわるようになったのも、
このバスツアーがいかに楽しそうに見えたかにある。
ただあのころは、バス酔いしていたんだけれど(苦笑)
※動画は削除されるかもしれませんが、
エンディングで、ステップを踏みながら階段を下りてくる
ファブ・フォーを見ていると、
この当時はまだまだ神格化されていなくて、
4人が本当に仲の良かったと思われる雰囲気がよく伝わってくる。
それがうれしいと同時に
過ぎ去った年月を思いちょっと寂しくなる。