そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

全国市議会旬報から②

昨日に引き続き、第89回全国市議会議長会定期総会のこと。

安倍首相は、こうも言っていた。

地方分権改革につきましても、
政府を挙げて権限の委譲や、規制改革を進めてまいります」


衆議院議長伊吹文明氏の祝辞はこうだ。
「忘れてはならないのは、地方自治の原点は、
地方自治体の政策を決定する権利と、
その財源もまた地方自治体住民が負担するという義務と、
双方のバランスの上にあるという点であります。
したがって、財源の譲与と不均衡の是正を考えない議論は、
非現実的なものだと私は思います」
ん?
これは地方自治体の味方発言だろうか。
そうだとすれば、安倍首相の上っ面発言に
ぴしりと意見しているということか。

総務副大臣坂本哲志氏。

「私も地方議会の出身でございます。
しかし、国でこうやって政策を担当する立場になりまして、
国のほうはどうしても全国の平均的なレベルでの
政策立案になりがちです。
皆様方のもとには皆様方の歴史があり、
あるいは慣習があり、それぞれの考え方、地域性があります。
それぞれの地域性に従って、個性ある政策、
これを磨いて頂きたいと思いますし、
そういった個性あるものがお互いに強調したり、
ぶつかり合いすることで日本全体の活力が生まれてくるものである
というふうに思っております」

そうは言いながらも国からの一方的な
地方公務員の給与削減への理解を求めざるを得ない、
つらい立場にあったことはよくわかる。