そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

ボランティアガイド

菊池恵楓園のボランティアガイド。久しぶり。
今日のお客様は、大分県豊後大野市の市役所職員の方たち、24名。
稲葉さんの講話のとき、将来構想についての質問があった。
社会交流会館(歴史資料館)の展示やり替え中で、
なんとなくがらんとしている感じだった。
入って右側の方は仮設になっていて閉鎖中。

見学コースでは、訪問受け入れの
大掛かりなシミュレーションみたいなことが行われていて、
ガイドをしながらも、非日常感があった。

中山節夫監督の映画『あつい壁』や『新・あつい壁』は
ある程度有名かと思っていたら、
みなさんご存じなかった。そんなものだろう。
今日は、黒髪校事件や映画紹介のスペースに入れなかったので、
細かいことを説明するには時間も
こちらの準備も不足していた。仕方がない。

そのあと、昨日に引き続いて、西合志図書館へ。
平凡新書の『昭和30年代』という本を借りた。
惹句に「1955年体制の確立に始まり、
東京オリンピックと池田隼人首相の退陣で幕を閉じた」と書かれる
昭和30年代。
私たちみたいな団塊下世代にとっては、幼年期の終わりでもある。


前回の東京オリンピックの招致決定の部分を読むと、
平成25年の様子も歴史の中に捉えなおされる感じ。
日本史の教科書も、これくらいの記述であれば楽しいし役に立つ。
でも、授業では時間数が足りないので、
高校生諸君は自分で読んでみるといい。
ドラマの「梅ちゃん先生」や「カーネーション」のあの時代が
鮮やかによみがえる、かもしれない。

当時の菊池恵楓園での生活は、
別の時間の流れの中にあったと思われる。
それを忘れないために、すべての人に関心を持ってもらいたい。