そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

ゴルフとオバマ

PHP研究所から出ている竹田圭吾著『コメントする力』を
図書館で借りた。
その中に、アメリカ歴代大統領とゴルフの話がある。

著者が2012年のアメリカ大統領選の取材でワシントンに行ったとき、
ニューヨークタイムズ」のベテラン記者、デービッド・サンガー氏に
オバマとはどういう人物か聞いたのだそうだ。

「ブッシュ(息子)もクリントンオバマもゴルフが好きで
よくプレーする。違うのは誰と一緒にラウンドするかだ。
ブッシュやクリントンは、政敵や野党の議会指導者も誘ってラウンドする。
冗談を言いながら、さりげなく根回しをしたり、
信頼関係を築いたりする。オバマはほとんどの場合、
自分の側近やごく親しい友人とだけプレーする。
普段つき合いのない人と回ることはほとんどないみたいだね」

それが主眼ではない文章だ。
ネタ元はこの本なのかもしれないが、
ある新聞のコラムで、オバマの性格について、
学者タイプであって、根回しとか不得手であると書かれていたので、
目に留まった。

私はゴルフはやらない。
以前、建設業の営業職にいたとき、
業務上、始めることもできたし、やるべきだったかもしれないが、
そういう時間の過ごし方が、合わない気がしたので、
会社の金でできたにもかかわらず、
どちらかと言えば、頑なにやらなかった。
つまり、つき合いが悪い人間なのだ。
ときどき、人生において損したのかもしれない
と思うことがある。
オバマとブッシュ、クリントンの比較話を読むと、
政治家としての幅の問題かなと少し不安になった。

でも、ここまで来てしまったら、
ゴルフや根回しに自分の人生の時間を費やすのが惜しい。
それをやることで、もっと人生が大きく広がるかもしれない。
その壁を乗り越える機会になるのかもしれない。
ゴルフを楽しんでいらっしゃる方にとっては、
人生の大いなる損失だということになろうが、
やっぱり、どうでもいいことである。