そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

行政視察報告書②

10月8日(火)京都府亀岡市

亀岡市では、昭和63年に区画整理事業を始め、
これまでに10カ所で区画整理事業が完了している。
地区ごとに土地活用の方向性は違うが、
商業施設や工場誘致、住宅建設によって雇用増加、
地域のにぎわい創出、経済効果、人口増加、住みよいまちづくり
税収増加につながると考えているとのことである。

人口は、市街化区域では増加しているものの、
市街化調整区域と都市計画区域外では減少しているため、
全体的に見ると微減が始まっているので、
人口減少地域においても、もとあった状態に戻したいと担当者は言われた。

亀岡市まちづくりについては、まず総合計画ありきである。
総合計画に基づき、都市計画マスタープランが作られ、
それに沿って区画整理事業が行われている。
それまでの事業が市の担当者5人がかりで20年というように、
時間がかかり過ぎていたので、
亀岡駅北地区については、準備委員会において事業期間の短縮、
早期の土地活用実現及び組合員のリスク低減のため、
業務代行方式を採用した。
この方式では、業務代行者が保留地を最初に買うことが条件になっている。

亀岡駅南地区が早くから開発され、
にぎわいを見せているのに対して、
北地区は桂川の治水に不安があったことから、
後回しになっていた感があるが、

京都府が上流にダムを作ったことにより利水ができるようになった。
京都府の大規模専用球技場の誘致が決まったことなども含め、
京都府と良好な関係を築いているのか、地理的な要因も含め、
府の中でも重要な位置を占めていると考えられているようだ。

都市計画道路などをはじめ、面的な整備を基準に、
地権者とは、地道ながらも、減歩率50%という数字から始めるなど、
思い切って積極的な交渉をしてきたことがうかがえた。

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というわけで、合志市の都市計画マスタープランを
ダウンロードしてみた。