第8回合志市人権フェスティバル。
子どもの発表のときは、申し訳ないが寒さのせいか、
とにかく眠くて仕方がなかった。
小学6年生ぐらいのコーラスって、ほんとに心が洗われる。
きちんと音が取れるようになっていることと、
ことばの意味も捉えることが出来ること、
それにあの年頃しか出せない声というものがある。
露の新治さんの講演も、少し別の角度から
差別の問題を取り上げて、面白かった。
そして、宣言文である。一部であるが、
「私たちの身のまわりには、部落差別をはじめ、
ハンセン病回復者の方。女性の方。子ども、高齢者の方。
障がいのある方、在日外国人の方などへの差別があります。
また、いじめ、パワーハラスメント、セクシャルハラスメント、
ドメスティックバイオレンス、そして、
インターネットによる差別書き込みなどにより、
人権が侵され、苦しめられている人がいます」とある。
続いて「私たちは、学校でのいじめや暴力・暴言、差別をなくし、
みんなの人権を大切にしていきます。
つらい思いや哀しい思いをしないように、お互いを認め合い、
明るく楽しい学校にしていきます」というところで、
お互いを認め合うことが人権を大切にすることなのかと
おぼろげながら分かる。
しかし、人権とは何かを自明のものとし、
「差別」をなくそうという運動の色合いが濃い。
差別をなくすように努めることは大事なことだが、
人権そのものを定義すること、なぜ大切にすべきなのか。
そういうところを、しっかり認識することが必要なのではないか。
今日はそう思ったことだった。
私にも確たる言葉があるわけではないが、
少なくとも、受け身なだけでなく、権利として行使できるもの、
それが人権なのではないかと思う。