そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

両立

津田塾大教授の萱野稔人さんが、
12月15日の熊日「論考2013」で書いていた。

「たとえば政府の税収は、
過去最高だったバブル経済のときでも
60兆円にやっと届いた程度である。
日経平均株価が4万円に迫った(現在は1万5千円前後)
好況期の税収でも、
90兆円を超える現在の歳出には遠く及ばないのだ。
つまり景気が回復しても、
財政難はけっして解消されないのである」

つまり財政再建と景気回復は両立しえない、というのだ。

しかし、こんな簡単な算数は当然わかっているはずだ。
歳出の90兆円には、国債の償還分も含まれていたと思うが、
それはいっぺんに返せないし、
少しずつ減らして行こうということだろう。

萱野さんは、経済対策と消費増税をセットにした政策が、
あまりに楽天的だと言っているのだ。