そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

バハマ、バーリン、パリー

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誰が名づけた『ヨーロッパ3部作』。
リイシューのとき、
佐藤奈々子のコーラスがカットされていたということで、
アナログ発表時の形ではもう聞けないと、
長らくファンの間では無念に思われていたものが、
今回新たにリマスターされて発表された。
昔のインタビューや、今回の出版に合わせたもの、
読めば読むほど、バブルの佳き時代であったことがわかる。
つまり、爛熟の欧州文化(ヘミングウェイも多少は)にあこがれた、
日本での文化もいま思えば、成熟しかけていたのかも。
しかし、経済と同じように、
その先に追いかけるものがあったからこそ、
それらを形にすることができたのかもしれないと思う。
そして出来上がったものは、
日本人にしか作れないものだった。

昔みたいに没頭して聞き直したいものだけれど、
感性が随分散文的になってしまった。