10月4日 土曜日
菊池恵楓園ボランティアガイド10月研修会と交流会。
無らい県運動検証委員会協力員の齋藤真氏による
「熊本県における無らい県運動と宗教」について。
委員会報告書にも掲載されるであろう文章をもとに、
「熊本におけるキリスト教の行動」を中心として、
九州MTL(The Mission to Lepers)の活動などについて。
ハンセン病が遺伝病ではなく、
伝染病であることについての啓発に務めたことは
評価に値するのではないかと思う。
時代の空気というか状況によって翻弄された部分があるので、
いま現在の価値観で、一刀両断にできないこともある。
ただ、それらを考慮に入れながら、
普遍なるものを見ていかなければならない、と思うのだ。
研修を受けたり、文章を読んだりするたびに、
本当に新しい発見があるが、そればかりに関わっておれないとは、
言い訳に過ぎないのだろうか。
これまで浅薄な知識と考えから、
軽はずみな判断をしてきたことも恥ずかしい。
例えば、草津栗生楽泉園の重監房の復元を
ハコモノ建設事業に過ぎないと思い込んでいたことなど。
検索をかけていたら、三菱総合研究所のプロジェクト
「ハンセン病問題に関する検証会議の提言に基づく
再発防止検討会事務局事業」→リンク
というページに行き当たった。
国もやることはやっていたのだな。知らなかった。