そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

家の資産価値を高める

10月10日の熊日に「保存版2014年最新住宅情報」
という特別編集版が付いていた。
これを広告と呼ばずに何と言うという感じだが、
熊本県立大環境共生学部准教授の西英子さんに聞くに、
こういう記述があった。

「住宅購入後も地域の価値を高める意識を持って
暮らすことが大切です。
現在、熊本市では空き家の増加が社会問題になっています」

もちろん、熊本市だけがそうなのではないのだが。

「自分たちの家が快適に暮らせなくなって空き家にしないよう、
メンテナンスを定期的に行い、
家の資産価値を上げることも大切です。
また近隣が殺伐とした雰囲気になると、
その居住エリアの価値が下がることにもつながります。
そうならないよう、地域の人たちと関わりを持ち、連携して、
より住みやすい場所にしていく努力も必要でしょう」


「家をつくるなら」という曲が、テレビから流れてきたとき、
一瞬でそれが加藤和彦の歌だとわかった。
作詞はもちろん松山猛だろう、と。
その当時、長い髪と黒い瞳きらきら星の女性と
新築の家に住むなんてことは、夢のまた夢であった。


時は流れ、ホームタウンを離れ、

熊本市内のRC造5階建エレベーターなしの市営住宅を経て、
いま住む家を築10年で購入した。住宅ローンを組んで。
家族の歴史と共にあり、
ご近所、自治会のみなさんとの交流があり、ここまで来てた。
そして市議会議員として、
合志市における住宅事情を一つのテーマとしている。

国の経済対策と一緒で、
大きくお金が動くところで何かをやると、
統計的に数字の上では景気がよくなったように見えるが、
どんなに遠回りなようでも、
住民の身近なところから良くしていく方が
多くの人の満足度が高まるはずである。

ただ、一人ひとりにとっての幸福度はそれぞれに違っているので、
その最大公約数を取るか、
ある範囲の人たちの利益を優先することにするのか、
むずかしい選択があるのも事実だ。