そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

2014熊本市長選

今日の熊日、「2014熊本市長選」という特集で、
市民団体による公開質問に対する回答のまとめがあった。

交通結節点へのサブターミナル整備についてという設問に、
【大西一史候補】
JR熊本駅東口駅前広場に交通センターを補完する
サブバスターミナルの整備を進め、上熊本駅前広場や
健軍電停での結節強化、乗り換えをスムーズにする環境づくりを考えたい。
【下川寛候補】
検討したい
【石原靖也候補】
整備の必要はない。サブバスターミナル整備は
バス事業者経営判断によるところが大きい。
郊外の交通結節点についてはパークアンドライドの方が
有効ではないかと考える。

「シリーズ・公共交通機関説」の著者としては、
大西候補の意見が妥当なところである。
ただ、NPO法人くまもとLRT市民研究会への回答全文を読むと、
少し物足りないところがある。
しかしそれは、私個人の考えに染まない部分と言うことかもしれない。
下川候補については、言葉通り。

そして、石原候補の「整備の必要はない。
バス事業者経営判断」というのは、
氏がMICEに反対していることもあり、
九州産交グループに対抗しているのかという印象も受ける。
また、公共交通も大事だが、クルマも使ってほしいという
自分の出身母体である東光石油への配慮もうかがえる。
という指摘をされそうだ。
サブターミナル整備に熊本市が投資をすることが、
はたして交通渋滞対策や温暖化ガス削減に対して、
どれだけの費用対効果を示せるのかという経営判断
きちんと示しているという見方もできる。

ただバス事業者の利益のためだけとも受け取れるので、
公共交通の果たす役割について、
まったく理解がないのではないかと思われて残念である。

大西候補の地元が熊本駅東口駅前広場に近接しているから、
サブバスターミナルに具体的なイメージがあるのだと
言う人もいるだろう。
それなら、東光石油の本社も熊本駅に近いのだが。

ちなみに、国土交通省観光庁のホームページによると、
MICEとは、企業等の会議(Meeting)、企業等の行う
報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel)、
国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、
展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字のことであり、
多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称です。
と書かれています。
特にハコモノを指すというわけではないようだ。