そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

ラストコンサート

西合志東小学校オーケストラ部、
第8回ラストコンサートを聞きに行った。
ラストコンサートなのに第8回と思われる方もあろう。
それは、毎年6年生が卒業していくから、
2年間同じメンバーで続くことあり得ない。
そういうことだ。

さて、今回は本当にラストである。解散するからだ。
しかし、そんな悲壮感はなかった。
子どもたちには、それぞれに未来があるから。
あんなふうに、何かを究めたことがない私は心底うらやましい。

8回目にして、収まるところにおさまったのかなと思う。
いつか閉じられる輪が最初からそこにあったかのように。

さて、保護者によるコーラス、中島みゆきの「麦の唄」、
うかつにも今回これがクライマックスかもと思った。
それぐらい完成されていた。
思いがあふれて、麦畑を大海原に変えた。
また、そこまで導いてくれる中島みゆきって、
すごいんだなと実感した。

ところが、それに続くオーケストラ部の演奏が、
これまたきらきら輝くような、いわゆる珠玉というやつだった。
これなら、これで終わっても寂しくはない。

勝手ながら、それが私のお別れの気持ち。
「ありがとう」は、私が先生と子どもたちと
その保護者のみなさんに贈る言葉だ。

さて、最後の最後に、ヴィーブル文化会館に流れてきたのは、
クリス・レアの「ドライビング・ホーム・フォー・クリスマス」のイントロ。
季節外れではあるが、これほど門出にふさわしい曲があろうか。



私と亡き弟をつなぐ曲でもある。