そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

よくわかるハンセン病問題講座

第9回菊池恵楓園ボランティアガイド養成講座。

本日と来週の16日土曜日の2回行われる
ハンセン病の隔離と差別の歴史をさまざまな角度から学ぶ講座。
全講座を受講するとボランティアガイドとして認定される。
昨年と同じくらいの参加人数だったと思うが、
30人弱はちょっとさびしい。
ただ、修了者でガイドとして活動しているメンバーや、
仕事の都合でなかなかガイドはできなくても、
日頃ハンセン病問題とその啓発に関心を持ち続けている仲間の
年に一度の同窓会的な意味合いもあって、
そういう意味では有意義な集いであることは間違いない。
もちろん個人的な感想ですが。

社会交流会館の原田学芸員による
ハンセン病療養所における葬儀と宗教の関わりは、
まだまだ荒削りなところがあるものの実に興味深いものだった。
民俗学的なアプローチはこれまで考えたこともなかったが、
国の隔離政策によって、療養所内で独自の習俗が生まれた。
というようなことに興味を持つ人って、
普通はいないだろう。
それにハンセン病問題のの啓発に直接つながるわけでもない。
しかし、日本人とはどういう民族なのかということが見えてくる。
そういうことです。

菊池恵楓園内にもあった奉安殿に収められていた御真影は、
貞明皇后のものだったという大発見にもわくわくしました。