そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

勝てない理由

平成27年度の交通政策白書をネットで開いた。
第Ⅱ部地方創生を支える地域公共交通の再構築に
国の取組状況と今後の課題を読んで、
そんなことわかりきっているということばかりなのに、
どうすることも出来ないのだ。

そこで、まず原点に立ち返ってみた。
バスでの移動が花形だった時代があった。
ではなぜ、車社会になったのか。
バスや自転車、バイクなどでの移動が不便だったから。
また自家用車が所有すべき目標、豊かさの象徴になった。
車が量産されることで経済は成長した。
経済が成長するということは、給料も上がるということ。
自家用車が買えるようになる。
持ち家と同じように車のオーナーになることを
夢見させる装置が働き始めた。

自家用車は使い始めれば便利この上ない。コンビニと同じ。
公共交通機関には戻れない。
車での買い物が普通になれば、店舗も郊外型になっていく。
ますます車が手放せなくなる。

よって公共交通機関が車利用に勝てるわけがない。
自分か、他の誰かが運転できる限りは。