そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

高校生の政治活動

昨年の9月15日の熊日に、
高校生の政治活動や選挙運動の在り方をまとめた
文部科学省の学校現場に対する新通知案が判明した
という記事があった。
ポイントを引用すると、
・校外の活動は容認。学業に支障が発生した場合、
禁止も含めて適切に指導。違法の恐れが高い場合は
制限または禁止。
・生徒による公選法違反を防ぐため、高校が同法の
重要事項を周知。
・校内の活動は、原則として禁止。
・教師は公正中立の立場から生徒を指導。
特定の政治的立場に立って生徒に接してはならない。
模擬投票を推奨。

こんな通知が今さらながら生きるといういうことが
信じられない。模擬投票なんか、生徒会の役員選挙で十分だ。
今はどんな形なのか知らないが。

教育基本法では学校に政治的な中立が求められている。
そのことで、偏向した指導をした教師を通報することを
求める告知を、自民党がやっていると、
参院選期間中ににネット上で話題になった。
当然、選挙結果には影響がなかったようだが、
だいたい考えることが常軌を逸していると私は思う。
言い方を変えれば、高校生を馬鹿にしているというか。
今回の選挙では、自民党に投票した高校生が多かったというが、
その現実をどう分析するのだろう。

文科省の担当者自身が政治というものを
きちんと学んでいるとは思えないので、
これから先やることは山ほどもあると思う。

総理大臣がが国会で「ニッキョウソ、ニッキョウソ」
なんていう野次を飛ばして、
あとで謝る事件が起きるのは、
この記事のもう少し後のことです。