そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

LGBTIQ

昨日、西合志庁舎大会議室で、人権教育講演会があった。
熊本県性教育研究会会長で、ともに拓くLGBTIQの会くまもと代表の
今坂洋志さん。
演題は「LGBTの問題は人権の問題です
~性の多様性の日常化に向けて~」で、
これがすべてを言い表している。
私も頭では理解していると思っているが、
本当にそうなのだろうかと常に自問している。
デビュー以来のファンであるエルトン・ジョン
カミングアウトしたときはさすがにショックだった。
だが、そのうち慣れてくる。
とはいえ、自分の内なる差別意識がなくなったかというと、
多分どこかに残っている。それはもう常に自分に問いかけて、
理性的に振る舞うしかない。
今坂さんは、女装コンテストなどに「NO!」と言おうと
呼びかけていたが、そこで思い浮かんだのが、
『ザ・ロッキー・ホラー・ショー』のこと。
歌詞にも差別的と取られかねない表現があるし、
あらゆるマイノリティを蔑視していると糾弾されかねない。
だが、それらは世間的な常識に挑戦していたとも言える。
受け止め方次第である。

時代の流れで、自民党ですら、
稲田前政調会長のときの政務調査会
性的志向性自認の多様なあり方を受容する社会を目指すための
わが党の基本的な考え方」に基づく「性的志向・性同一性の多様性に
関する理解増進法案」(LGBT啓発増進法)をまとめたそうだ。
残念ながら熊本地震のせいで、先に進まなかったということだが、
自民党議員の圧倒的多数にはなかなか理解が得られないだろう。
自民党改憲草案における家族観からしても、
かなりの矛盾があると思われる。