そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

国特別史跡

昨日のくまにち論壇に
熊本大文学部教授の稲葉継陽が熊本城二の丸の活用法に
疑問を呈している。苦言である。
「『国特別史跡』はその名の通り、国史跡の中でも
特に高い価値との位置づけで、城跡としては熊本城を含めて
10カ所だけだ。もちろん二の丸広場もその区域内にある」
「有名歌手を並べたライブやタレントのステージに
『復興』の冠を付けたとしても、それが熊本城の史跡としての
価値理解を増進させるわけではないだろう」

熊本地震からの復興に協力してくれた浜崎貴司吉井和哉ら。
実にありがたいことだが、そのステージに熊本城は、
稲葉教授が詳細に指摘しているように、
法の趣旨と規則に照らせば、イベントの開催場所に
ふさわしくないと考えるべきではないか。
熊本市桜町再開発のMICE施設、今は(仮称)熊本城ホールに
名前が変わっているが、その宣伝にも使えるという気持ちが
わからないではないが、行政手続上も問題があることを
稲葉教授は指摘している。

「国特別史跡」を返上し、国の復興予算を当てにしないなら、
何ら気にかけず、集客とチャリティに専念してもいいだろう。
文化財保護のいいとこ取りを私はとても容認できない。
二の丸広場の利用を法に則ったものにしなければ、
文化財はなぜ保護されるべきかの説明ができないではないか。
「法規と背エイドの適切な運用があってこその行政だ。
特別史跡・熊本城の復興には、管理団体たる熊本市
基本姿勢の回復が不可欠である」
稲葉教授は抑制的に結んでいる。