そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

古本市

熊本市の上通アーケードで開催された
一箱古本市に参加した。
一番古い本は40年以上も前のもの。
引っ越しのたびに持って回ったのだ。
自分で言うのもなんだが、私は物持ちはいいが、
ものをあまり大切にしない。のではないかと思う。
今回、思い切って何冊かの
自分でもこれは貴重だろうなという本を持っていった。
値段はその本の現在価値を表す。
でも、素人だからいい加減なものだ。
ついブックオフ的に焼けシミがあれば価値なしと。
逆に思い入れで値付けすると、売れない価格に。
そういう駆け引き的なものと、
その本の内容を説明し推薦するときの会話やり取り。
通りすがりの人が腰をかがめて覗き込んでくれる。
こんなに楽しいコミュニケーションがあることを
古本市に出店する人は発見するのだ。
その持ち主が亡くなったらその本はどうなるか。
自分が元気なうちに、その思いとともに
手渡すことができれば、それは幸運なのではないか。