昨年の4月27日付熊日の「争論」は、
「観光立国 実現するには」がテーマ。
小西美術工芸社社長のデービッド・アトキンソン氏と
跡見学園女子大准教授 篠原靖氏の2人が
それぞれの考えを述べているが、
共通しているのが「おもてなし」に効果がないという点。
正確にいうと、篠原准教授の場合「日本を初めて訪問する
動機にはならないだろうが、訪日外国人旅行者の
リピーターを増やす点では効果があるだろう」である。
アトキンソン氏はもっと辛辣だ。
「日本人自身の自己満足的な世界観という側面が
あるのではないか」
「(東京五輪・パラリンピック誘致でのアピール効果について)
おもてなしが素晴らしいと決めたのは日本人であって、
相手の外国人観光客がどう受け止めているか
という視点がない」
2020年に訪日外国人旅行者数4千万人という目標は
可能かという問いに対して、
「観光を第4の基幹産業と位置づけて進めれば可能だ」
と答えている。
関連して検索していたら首相官邸HPに
「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」があった。