そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

トム・ペティ

昨日、トム・ペティが亡くなったことは
Twitterで誰かが引用していて知ったのだが、
今朝の熊本日日新聞に死亡記事が出ていた。
どういう基準か分からないが、
トム・ペティは、ボブ・ディランのように
日本では有名ではないと思う。
でも、ローカル紙に名前が載るとは大したものだ。

トム・ペティは音楽評論家の渋谷陽一氏に似ていたので、
すぐに覚えたが、レコードを買ったときは
話題になっていたからという消極的な理由。
しかし、母性本能をくすぐるであろうあの
赤ちゃんが泣くような唱法は、意外と
男性ウケもしていたようだ。
サザンアクセントという曲名もあるが、
南部訛りのカントリー・ロックみたいでいて、
どこかモダーンだったのは、いろんな音楽を聞いて育ち、
常に勉強熱心で前向きだったのではないか。
アルバム『ハード・プロミセズ』のジャケット写真はレコード屋である。

特に寂しいというわけでもないのだが、
今も聞いているし、これからも聞き続けるだろう。
こうやって一人ずつ、好きなアーティストが亡くなっていく、
そのことが、年を取るということだし、
遅かれ早かれだ。