そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

押印欄廃止について

今日の全員協議会で、
「各種届出書類等の押印欄廃止について」という
文書が配られた。
私が9月議会の一般質問で押印廃止の検討について
訊ねたのは、コロナ禍もあり時代の流れだろうという
そういう考えで確認したのだが、
さすがに、菅政権がそういう方向に一所懸命なので、
地方自治体としては、積極的に取り組みやすくなった。
「本市の状況」は、
・人事関係書類は、10月に規則等の改正を行い、
押印欄の削除済み。
・10月15日開催の庁議にて、人事関係の例を参考に
押印欄廃止可能な書類については改正に取り組むよう指示済み。
とのこと。



わかりやすさの罪

武田砂鉄著
「わかりやすさの罪」
朝日新聞出版

図書館で本を借りるとき、2週間でそうたくさん
読めるわけでもないのに、つい欲張ってしまう。
それにはもう一つわけがあって、
貸し出しが少ない本は除籍リストに載りやすい。
それをレスキューするためには、
気になる本にはなるべく貸し出しという実績を
作ってやりたいという思いがある。
返却予定が近づいているので、
最初のほうを読んでいただけのこの本を
急ぎ足でパラパラ読んだ。
つまりまとめは書けない。
しかし、そういう本なのだ。
わかりやすさが求められる世の中であり時代、
わかりやすくないと、それだけで間違いみたいな、
そういう感じ。
そういう感じと書いてしまうことが既に
わかりやすさでまとめようとしていることになる。
ゆっくりもう一度読み返すことはないだろうが、
ここに書かれていることは実に鋭い指摘だ。
ゆっくり読む時間がある人は
じっくり味わいつつ読んでみてください。

 

少人数学級を考える

コロナ禍から見えた少人数学級の必要
~「子どもの権利条約」の光をあてて考える~
と題した学習会に参加した。
講師は、東海大名誉教授の山下雅彦さん。
演題に直結するような内容ではなかったと思うが、
子どもを大事にするということは
まず子どもの声に耳を傾けるということ。
そういうことだったのかな。


追いつけぬ追い越せぬ

古新聞が3年分ぐらい溜まっている。
少しずつ読んで整理しているのだが、
忙しくなると止まるので、
そこでまた滞って増えるのである。
ときどき危機感を持つのだが、
ちょうどいま、平成30(2018)年1月下旬。
自分が思い出の人であることを改めて
感じ入るのだ。
それほど自慢にはならないけれど。
夏目漱石の「それから」が連載中で
これが実に面白い。
これが、1日分ずつ片付けないと
先を読めないので、もどかしさもリアルタイム。
せめて早く1年分ぐらいに追いつきたいものだ。
そうすると部屋も片付くのでね。



エール・インパール

朝ドラ「エール」は作曲家古関裕而
モデルにしているということから、
戦争協力者としての彼をどう描くかということが、
当初から注目されていた。
発注されたら断らないという
職業としての作曲家の姿勢が、
売れない苦労を
散々味わったことの当然の成り行きとして
描かれていた。
今朝の回はインパールでの演奏会を前に
敵軍に急襲され、恩師や仲良くなった兵士を
失うことになるという話だった。
悲惨な話を凄惨に表現していて、
窪田正孝の演技も真に迫っていた。
しかし戦争においては、時と所が変われば、
誰もが被害者であるだけでなく、
加害者にも成り得るということを私たちは知っている。
そこはきちんと押さえておかないといけない。
理屈ではそれを分かっていても、
やはり負ける側は悲惨なものだ。
だったら勝っていたら、日本は、日本人は
どうなっていたのだろう。