そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

コロナとデモクラシー

新型コロナ、いわゆるコロナ禍は、民主主義について考える
実に良いケーススタディたり得ると思うのだが、
結局プレミアム付き商品券のような、自分が不利益を
被っているのではないか的なところで騒がれる。
もちろん自我をむき出しにしている人だけではなく、
民主主義的な公平公正性を問題にしている人もいる。
だがワクチン接種は国主導でやることであり、
地方自治体は体よく投げられただけという側面が強い。
しかしそれを言えば、大方の政策はそういうものだ。
税金は国税が一番おいしいところを持っていき、
ピンはねした上で、いかにも親孝行な子どもが
実家に仕送りするように見せかけて下賜する。
そんな気はサラサラなくても、もはや巨大システムが
部分改良でどうこうなる段階ではないので、
致し方ないところもあるにはある。
ワクチン接種を様々な理由で忌避する考えもあるが、
効果を期待する、あるいは消去法で選択する方々、
落ち着いて。
いずれにせよ日常的な感染防止対策はまだまだ必要ですから。

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選挙について-畠山理仁

ようやく予約ヨーソロー

新型コロナのワクチン接種そのものより、
予約の段階で上を下への大騒ぎである。
ワクチンの数量確保が一番であることは論をまたないだろうが、
接種の実際、優先順位、予約方法に関してこの一年、
政府は何をやってきたのだろう。
それこそ、そこに予算を注ぎ込んでも良かったと思う。
ワクチンが来れば、ワクチンを接種すればと言っていたのに
その方法を考えていなかったのか。
おそらくそれを事後検証しようにも、記録を残していないだろう。
ただ、すでに接種が始まっていて、とにかく早くすべての希望者に
実施することが最大のミッションである。

高齢者1年生

やっぱり65歳は、区分上の高齢者というだけでなく、
確かにいつ何があってもおかしくはない年齢だと感じる。
ヒポコンデリーでいろいろ心配しだしたらキリがない。
若いときにその傾向があったにもかかわらず、
高齢者になるまで、曲がりなりにも元気で生きてきた。
それで十分だと言えるかもしれない。
人生の大先輩は、65歳なんかまだまだ若いと言うだろう。
しかし、それはその歳まで生き延びた人だから言えることである。
安倍晋三はどう感じているだろう。
彼は持病を抱えていても、それなりに過分な検査治療を受けているだろう。
それでも、彼が何事かをなすことの未来は明るくない。
考え方も全く違うし、これまでの所業を赦すことはできない。
しかし同じ高齢者(一つ上)としての、その焦りがわからないでもない。
あ、しかしそれは違うか。彼は私ではない。
馬鹿はそんなこと心配しないのだ。多分。



千代にや千代に

NHKの朝ドラ「おちょやん」が終わった。
途中、というか個人的には最初から
どうも乗れなかったのだけれど、
すごーくゆっくりと面白くなってきて、
それは杉咲花の演技に慣れてきたというのも
あったかもしれない。
私がおっ、となったのは、成田凌が劇中舞台で
お笑いの役者になりきっていたのを見たとき。
あと月並みだけれど、戦争が挟まってきたところだろうか。
どうしても被害者としての戦争しか描けていないのが
気になるところではあるが、今回は戦争も
新喜劇の歴史の中の1ページに過ぎない、みたいな
そういう感じがあったところが、少し違った。
それで最終回が近づいても、ドラマのテンションが下がらず、
本当に本日まで、無駄なく演じてくれたなと思う。
朝ドラの最終話はだいたい、予定調和の蛇足みたいな
どうでもいい消化試合みたいなのが多かったと思う。
そういう意味ではよくやったと評価したい。
だが、記憶が上書きされただけで、
過去のドラマをよく覚えていないということかもしれないが。