そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

2005-01-01から1年間の記事一覧

外来語の言い換え例について~12/31/2002・k277

国立国語研究所で、外来語の日本語への言い換えを検討しているという。確かに外来語が安易に使われているのは事実だが、日本語に言い換えることで失われるものもある。 言語は、もともとその国の歴史や文化を背負っているものなので、本当は完全に他の国の言…

「つまらない」と言いつつ、いつも見るテレビ~12/7/2002・k276

テレビがつまらないとか、視聴率が悪いとかには、様々な原因があるのだろうけど、ここ最近の「ザテレビジョン」を見ていると、テレビ番組の面白くなさが、誌面にあふれていることに気づく。「昔はよかった」ふうの書き方になってしまうが、何年か前の貴誌に…

週刊クンタキンヤ~1/5/2003・k275

小学5年の二男と、車で買物に出かけた。新しく売り出された、だだっ広い分譲地の外れで「ボク、こういう所とおると、なんかセツナクなるったいねー」と息子が言う。「セツナイってどういう意味かわかっとると?」「さびしいとか、かなしいとか...」と息子…

地下世界のダンディ~10/11/2004・k274

使えるものを使い続けるとGDPにはならないが、つぶすとGDPになる。リサイクルは、環境というより経済問題である。 高コスト構造のリサイクル関連法を尻目に、経済の進展による旺盛な需要に応えて、廃棄物という名の資源は、中国へと輸出されている。 …

聞こえる「戦後政治の語り部」の声~5/22/2004 ・k273

お年寄りの話を聞くのが好きだ。自慢話も失敗談も幾度となく語られたために、それなりに洗練されている。本紙に連載された松野頼三さんの「わたしを語る」では、生々しいはずの政界の裏話ですら、「昔むかし、あるところに・・・」といった、お伽噺の雰囲気…

そこにはただ風が吹いているだけ~1/14/2002・k272

日本の警察官が、安全保障上危険な、中国要人を失脚させるために中国に単身乗り込み、海上自衛隊の潜水艦で救出される、という荒唐無稽な話の底に、情報社会の不気味さがある。 敵と味方の区別がつけにくいのは、そこに歴史という時間の流れが絡んできて、そ…

週刊クンタキンヤ~1/12/2002・k271

静電気でお困りの方の話が載ってましたけど、私も車に乗り降りするたびに、バチバチケッケ(古い!)で弱っています。自称「静電気男」です。 その昔、アナログ・レコードを、クリーナーで拭くたびに、A面がきれいになると、B面にホコリが集まるので、たいへ…

さらば、「私にも言わせて」~1/1/2002・k270

評判のいい映画を見るというのは、安心なようでいて、実は冒険でもある。過剰な期待が出来上がってしまっているので、並の出来では「面白くない」になってしまう。 この『スパイ・ゲーム』に今ひとつ乗り切れないまま、どこが私を「大満足」させなかったのか…

ナチュラリィ~1/1/2002・k269

最近つくづく思うのは、川の本来の美しさと治水とは、相反するものではないかということです。 白川の小磧橋から下流は、橋を渡るとき(明午橋、子飼橋なども含めて)、よく目にするのですが、通常流れる川の水の少なさに驚きます。 大雨のときに、増水した川…

使われなかった人生~12/24/2001・k268

若くして病死した女性が、生前、娘に当てて録音したテープを起した話という筋立てになっている。 その女性、四条直美の結婚前の恋愛に関するエピソードは、彼女がホステスをやっていた大阪万博が舞台になっているので、当時中学3年生だった私にも、とても懐…

表彰状 ~6?/?/2004・k267

表彰状 作品 「 人集う、風は海から 」あなたの作品は第17回熊本県民文化祭キャッチフレーズ大賞に選ばれましたのでその栄誉をたたえこれを賞します。平成16年10月23日 第17回県民文化祭八代、水俣、葦北郡市実行委員会会長中島隆利Then and Now :…

まず親が本を読むこと~12/22/2001・k266

中教審の教育制度分科会が「本を読む子ども」を育てるべきとの答申案をまとめたそうだ。これについて、わが家を参考に申し上げるなら、まず親が本を読むというのが、一番の近道であるということだ。 長男がお腹にいたとき、妻は持て余した時間を読書で過ごし…

週刊クンタキンヤ~12/22/2001・k265

結婚するとき、寒い晩は、ぼくが湯たんぽになってあげると約束したのだったが、年とともに、足が冷えるようになって使えなくなりました。 そこで妻は、ペットボトルにお風呂のお湯をつめて、ふとんに入れておくんですね。これが、丁度よい暖かさで、心地良い…

同窓であること~12/?/2001・k264

熊本の人は、すぐに出身高校を聞きたがると言われる。この出身高校の話題を、何で初対面の人としなくてはいけないのか、変だ、どうでもいいことなんじゃないかと思う人もいるらしい。 確かに長い人生の中でのわずか3年間を過ごしただけなのだが、青春時代の…