そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

「環境と公共性」について考える②

まちづくり」は「ひとづくり」とはよく言われることだが、「ひとづくり」とはいっても結局、本人の自覚がなければ始まらない。
 だが実際には、たとえばこの本が再び手に取られることすら向こう5年ぐらいないかもしれない。一生かかっても読みきれないくらいの本が図書館にはあるから、振り向かれない本だってあるのも不思議ではないとも思う。
 それでもなお、本を読んで考えるということは私達の義務である。楽しみで読むことも大いに結構だが、読まなくちゃいけないものだという意識も多くの人に持ってもらいたいものだ。

コメント:合志町図書館が平成9年度「第2回図書館まつり」を記念した読書感想文募集に応募して、作品集に掲載されたもの。持って回った言いまわしは、規定の字数をクリアするためという方便でもあるようだ。 実は、「人・緑きらめく合志町」というスローガンが、掛け声だけで終わらないように、という願いも込められている。町の指名業者である会社に勤務していたので、あからさまな批判が憚られたという事情もあった。平成9年11月3日発行。