そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

クンタキンヤ(3/13/2004)

 長男が、12日に合志中学校を卒業した。雨で寒かった。それでも春の雨は優しいはずだ。卒業証書授与のとき、名前を呼ばれた息子が、ひときわ大きくはっきりした声で「ハイ」と返事してくれたとき、大げさだけど、子育ての集約を感じた。このときのために48年間生きてきたのかもしれないというくらい、感動した。
 ジョン・レノンが残した未完成の曲の中に「グロウ・オールド・ウィズ・ミー」という歌がある。「ぼくと一緒に年を取ろう」という呼びかけからは、結婚式でうたわれるような歌にしたいと言ったというジョンの思いが伝わってくる。そしてまた、それは、「君とともに」でもあり「彼ら、彼女らとともに」でもある。ただ単に年を取るばかりではなく、人間として成長していくことを多分念頭に置いたであろうジョン・レノンは、人類が大人になることの必要性をも伝えたかったことだろう。
 町に高校がないことにも良さがある。巣立つことの意味を早く自覚できることだ。

コメント:クンタキンヤ最新作。合志町公式サイト掲示板に寄せたもの。そして16日、長男が、私の母校の大津高校に合格した。夢から醒めたら...という気がしないでもないくらいの深い喜びです。今、このときだけでも十分という気さえする、「今のうちだけ」というものかもしれない。