そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

「パーク・アンド・ライド」社会実験について~?/?/2000?

 昨年の9月から、JR豊肥線を利用した「パーク・アンド・ライド」についてのワークショップが開かれ、今年に入ってからは実際にやってみる社会実験が行われました。私は、ワークショップに参加した者として、その成果について書いてみようと思います。

 パーク・アンド・ライドは、駅周辺の駐車場に車を置き、公共交通機関を利用して通勤するので、近隣には車の流入が増え、環境が悪化することが予想され、特に武蔵塚駅周辺の住民の方には、自分たちが犠牲になるという印象が強かったように思います。
 しかし、ワークショップ(知恵を出し合う会)で意見を交換し合う中で、自分たちの住む町について改めて、多角的に、またより親密に考えてみる良い機会でもあったようでした。それは、原水、大津の会でも同様であったことでしょう。

 今後もこのような勉強会を続けてほしいという参加者の要望もありましたが、車両通行量の増大と、渋滞による社会的損失には、事故による直接的被害や健康への悪影響、地球温暖化などの環境問題も含まれます。
 長い目で見たら、効果的な経済対策にもなるという視点で、交通問題を検討していくきっかけになればと私は思います。

Then and Now : 熊本日日新聞「読者のひろば」不採用。建設省に始まり、国土交通省で終わった、社会実験だった。確か全部のワークショップに参加したと思う。読み返すと、意気込みだけの文章の典型。自己都合で社会実験に参加しなかった負い目もある。
時は流れ、武蔵塚駅がある「武蔵が丘地区」に隣接する「光の森」周辺は、新規出店が相次ぎ、渋滞にも拍車がかかる。近くにJRの新駅が出来たとしても、この渋滞は通勤とは別の交通問題。でもこれを「活力」と考える人も多い。人間の経済活動は、反・自然しかあり得ないのだろう。