久しぶりに聞きました(でも1週間ぶりぐらいですか)ところ、意味不明歌謡が盛りあがっていたので、うれしかったです。
gray(grey)のファンの方の言い分もわからないではないですが、TVで以前見ていて、歌詞がテロップで流れるときに私は思いました。歌詞というのは意味をなさなくても、意味が通じなくてもいいのだ。サウンドに乗りきっていれば、と。
ミック・ジャガーは、わざと聞きとれないように歌うのが、かっこいいんだというようなことを、かなり昔にのたまっていたそうですが、あれは照れかくしと、多分に呪術的要素があるのでは。
確かにgrayのサウンドは、一時期、光り輝いていたと思う。しかし、歌詞にはほとんど意味がなく、ただそれでも尚且つある種のメッセージを伝えてはいたんだから、言葉なんてものの価値を見直す機会を与えてくれた、ひとつの現象なのかもしれない。
Then and Now : grayでもなく、greyでもなく、glayが正解。意味といえば、サザン・オールスターズの桑田佳祐の書く詞に「意味がない」という批判がありました。でも、それは「ナンセンス」と「センスがない」を道義と捉える誤りです。
「やるざんす」宛てのハガキでした。