そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

CMの女王~?/?/1999

「CMの女王」という言葉は、小泉今日子さんのために出来たのではなかったでしょうか。
 これまでも、切れることなくずっとCMに出ていた彼女ですが、この秋、日立の家電の統一キャラクターになってからは、まさに女王再臨ですね。
 それも1本1本の趣向が実に凝っていて、これまでサエなかった「サビない人」シリーズもこれまでで一番いいと思います。
 たとえて言うなら、ひとり「WiLLプロジェクト」。離婚のウワサが不発だっただけに長年のファンとしては、痛快きわまりないことです。

Then and Now : 「女王」という言葉。私はずっと「ジョウオウ」と発音してきた。国語辞典的には、「ジョオウ」が正しい。皆さんはどうですか。「ジョオウ」と聞いても、私の頭では「ジョウオウ」と理解してきた節がある。人の脳の「思い込み」の強さを示す好例と私は思います。因みにパソコンでは「ジョウオウ」でも「女王」に変換する。

 ところで女性週刊誌的には、いつの世にも「CMの女王」がいます。小泉の場合、結果的には、日立のCMは惨敗だったと思う。すべてを見たわけではなかったが、テンションは低いし、まず作品的に志が低かったように思う。反対に資生堂「エリクシール」で、年齢がひとつずつ上がっても変わらず、美しく、お茶目で、可愛いだけじゃなく、シャンとしている小泉の魅力が描かれ、何年にも渡ってシリーズが続いたことが評価され、『センセイの鞄』に到達することが出来たのだ。

 この文章は、週刊誌「ザテレビジョン」の「ボイス・ボックス」欄に投稿したのだと思う。不採用。構成上、日立CMを少し持ち上げて書いたことを認めます。

 永瀬正敏との離婚については、時間の問題と言われ、今年の冬まで延々と引っ張られた。ファンとしては、いずれにせよ影響なし。世間でも、悪意を持った受け止め方はなかったと思う。永瀬の影が薄いからか?彼女の好感度のなせる業だろう。話題性が低いという見方もあるが。