そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

「週刊クンタキンヤ」2/27/2000

 イチオシ!エンタテインメントのビデオで『天国から来たチャンピオン』を取り上げて頂いてありがとうございます。

 わたくし、ただのこの映画のファンに過ぎませんが、原題の“Heaven Can Wait”天国は待っていてくれる~については、小学校のPTA広報紙の6年生を送る言葉にも、引用させてもらったことがあります。

 でもウォーレン・ビューティーではなく(正確には、今野雄二氏いわく、ベイティだそう)、ビーティーだと思います。

 今度は、ゴールディー・ホーンとチェビイ・チェイスの『ファール・プレイ』を是非、お願いします。いずれ自主上映会をやろうと思っているんですが、上品なパロディここにありの佳品ですから。

Then and Now : 「すぱいす・ほっと」不採用。久々の「週刊クンタキンヤ」にしては、ちょっと冴えませんでしたか。この映画『天国から来たチャンピオン』は、デーヴ・グルーシンの音楽が、地味だけど素敵なんですが、サントラ盤は出てませんでした。主人公が、ヘタなクラリネットをたしなむという設定なので、そのもの哀しげな音色が忘れがたい。
 で、この映画のテーマ曲に不採用になった作品に、エリック・カルメンの同名曲があることを最近知りました。実は、エルトン・ジョンにも同名曲があって、ひょっとすると、制作も兼ねていたビーティーが、人気ミュージシャン共演の豪華サントラを企画して、オーダーは出したものの、やっぱり渋くまとめた方がいいということに、後で気づいて、やり直したのかも。
 結果、良い脚本と、深みのある演技、上品な笑いで、皮肉ではなく「善意のひと」の映画となったのでした。