幼児に読み聞かせをしてやったからといって、本好きの子どもになるとは限らないと、あるお母さんから聞いたことがある。
しかし、ウチの子は、おかげ様で本を読むのが大好きである。
今はなき、さる出版社の絵本のセットを迷わず買った、倹約家の妻のおかげであるが、子どもと一緒に読む絵本の楽しさ、思い出だから美化されてしまっているかもしれないが、本当にあの頃しか得られない喜びなのだ。
丁度今、その時代にいる若きパパたち、眠い目をこすってでも、子どもの枕もとで絵本を読んでやってごらんなさい。
今はわからないかもしれないけれど、また子どものためになったかどうかもわからなくても、少なくとも自分自身の成長の糧とはなる。
今からでも遅くはない!
ウチは、ヨウヘイが中1、リョウが小4だから、もうその手には乗らなくなってしまったのが、寂しいかぎりだ。
Then and Now : 「すぱいす・ほっと」不採用。そして今思うと、これを書いたころはそれでもまだ幸せな時代だったのだ、私にとってのわがファミリーというもの。洋平はずいぶん前から(高校受験のせい?)、ほとんど本を読まなくなってしまって、あの読書家の遼も、バスケットボールの部活に時間を取られるようになってこの方、あまり本を読んでいないようだ。
新聞は、二人ともよく読んでいる。スポーツ欄がメインだとしても。いつかまた、本に帰ってくることだろう。