黄昏は薄い日の暮れ
石畳 街灯
わが家のドアを叩くのは
夜の淑女の訪れ だ
そこで降ろすがいい 肩にくい込む 荷
暮れ残る空に魚群れ
ささやかな 食卓
とうに忘れた笑顔は
夜の淑女と半月 か
そこで休むがいい 夜の帳 待て
元詩人のクンタキンヤです。この詞は、ルネ・マグリットの「光の帝国」を見て思いついたものです。まんま、ですね。「夜の淑女」とは、空港への着陸態勢に入った飛行機のことです。主翼の両端には、赤と青のランプ。操縦席の前には、サーチライトみたいなヘッドランプが点いています。ドレスを翻らせる美しい女性を連想させます。
新婚時代、熊本市戸島町の市営住宅に住んでいたのですが、仕事帰りによく熊本空港に離着陸するジェット機に出遭ったものです。見とれました。当時のことを思うと、鼻ツンものです。
思い出せなかった後半部は、いまでっち上げました。