そうムーチョだから

イカしたタイトルを思いつくまで。

パブ・フォンを守れ!

 携帯電話が普及して、公衆電話を使う人が少なくなったからといって、このまま公衆電話をなくしてしまっていいのだろうかと私は思うので、なるべく使うようにしている。テレホンカードは、金券ショップで50度数400円だし。

 コンビニに行けば、今のところ大丈夫だ。使っている人もまだまだいる。人が電話使っているそばで、エンジンを切らない車がたまにあるが、これは困ったものだ。車のせいではない。運転している人が空気を読めないのだ。

 公衆電話は災害に強いと言われ続けてきた。ところがNTTは、収益の足を引っ張っているこいつを速やかに葬り去りたいので、台風だったか地震だったか忘れたが、災害が起こった後、公衆電話だけが災害に強いわけではないと、新聞に書かせていた。昨年のことだ。証拠が手元にないのが残念だ。

 ほんとうに公衆電話は災害に弱くなったのだろうか。しょっちゅう不具合起こして、まだ安定していないIP電話より、まだまだ信頼性は高いと思うんだけど。

 通信のように重要なインフラには補完する別の手段が必要なのだ。本当に必要とされるときに、この世から消えてしまっていたら困るので、固定電話にかけるときで、コンビニに立ち寄る余裕があるとき、私は公衆電話を使うのです。

 んでも、金券ショップで買ったテレカをどんなに使ってもらっても、新たな売り上げは発生しないので、NTTもあんまりうれしくはないだろうな。

 電話ボックスから、女の子に電話をかけたちょっと胸がつまるような思い出があることと、今も公衆電話を使うことは関係がありません。それよりか、100円硬貨を入れても相手が出た途端に切れるということがあって、スロットみたいに何枚もつぎ込んで、ついに話せなかったことがある。後に、それは硬貨が目一杯に詰まっているときに起こる現象だと知ったのだが、それ以来電電公社(現NTT)は憎むべき企業の筆頭になった。
 テレホンカードもなかった通信の暗黒時代のことである。